クレー射撃も立派なルールがあります。
2019に2017年版が出ましたが翻訳・製本とするには大変な苦労があるのだと思いそこはあまり触れないでください。
DTスポーツプランニングのウェブサイトを訪れる方は初心者から上級者まで様々だと思います。
皆さん曖昧な認識でラウンドしたり、試合に臨んだりしていませんか?
オリンピック・国体の競技ですので正式なルールが存在しています。
ラウンドの進行の仕方、選手のドレスコード(服装規定)、不発の際のレフェリーへの合図の仕方・・・。
ルールを理解する事は同じ射団の選手たちへのマナーであり、自分自身を危険とスコアの失点から守る事にもなります。
射撃場においての問題行動
地面に向かって試射をする。たばこ吸いながら射台に上がっている。
撃ち終わるたびに後ろを振りむき仲間に何かをぶつぶつとアピールする。などなど。
「あの人は普段試合に出ないから」「猟しかしない人が残弾処理でクレーを撃っているから」というコメントを耳にしますが、目的や立場はどうであれクレー射撃にはクレー射撃のルールとマナーがあります。
射撃中の私語は正当な理由がない限り自粛すべきで、射台で喫煙をするなどの行為はもってのほかです。
問題
- 自分の25枚目が終わって射台の枠から出てもよいのはいつ?
- 試射は何発までOK?試射の目的は?
- 自分の持ち時間は何秒?10秒?12秒?そのカウントはどの時点から始まるの?
- 不発が生じました、その際のあなたの取るべき行動は?その後のレフェリーが取るべき行動は?
公式大会へ参加する選手は全問解けて当たり前です。
分からない方はルールブックを購入してください。
日本クレー射撃協会、若しくはお住いの地域の都道府県協会へお問い合わせ下さい。
正解
- 最終射手が25枚目を撃ち終わるまで射台から出てはいけません。
- 試射は最高2発迄行う事が出来ます。p5 9.2.4 その目的は自身の銃が正常に発射できるかを試す事。
- 持ち時間は前の選手のスコアが記録されてからカウントが始まり、ISSFルールは12秒。国内ルールも今回のルールブックではp317 第7項 時間制限についてによるとISSFルールに則り行うと記載されました。
- 不発(不機能)の際は選手は銃を標的飛行区域(バックストップ方向)に留め銃を開放してはならない。p50 9.12.4 レフェリーに挙手し不機能を伝える。安全装置に触れることなくレフェリーからの指示にて初めて銃を開放する。レフェリーの指示なしに勝手に開放した場合は失中扱い(失点)となる。p28 9.8.8.4 d)
その他の禁止事項では
- 射台の白線を踏んでの射撃
- 射台の枠内に2人が同時に存在している状態
例)3番の選手の射撃中、2番の枠内に2番の選手がまだ留まっているいるにもかかわらず1番で撃ち終わった選手が既に侵入し踏み入れている状態。これは1番の選手にレフェリーより注意がなされる事があります - 発射後の不必要な範囲までのフォロースルー。2発目が装填されている銃口が隣に立つ選手へ接近する大変な危険行為とみなされ注意イエローカードの対象となります。
- ブルージーンズおよびジーンズ生地、迷彩柄、ノースリーブ、裾のほつれたズボン、穴やつぎはぎのある服、ひざ上15㎝より短いズボンなどは禁止とされています。シャツ、Tシャツにおて10㎝未満の短い袖は許されず、指先やかかとの露出するサンダルもドレスコード違反となります。